年末ってことで気になっていた書籍をごっそり購入したのですが、その中でもこれを待っていたという人も多いだろうなと思った本があったので、今回紹介したいと思います。
普段、本を読まないという方も多いかと思いますが、エンジニアとしてステップアップしたいという方にはおすすめなので、最後まで読んでいただけたらと思います。
ちょうぜつソフトウェア設計入門という良書
今回ご紹介したい本は、
“ちょうぜつソフトウェア設計入門ーーPHPで理解するオブジェクト指向の活用”
という本です。
見た目は可愛らしい女の子が描いてあり、PHPの優しめの入門書なのかな?という雰囲気を醸し出しているのですが、裏や目次をみるとびっくりするほど強いことしか書いていなくて驚きます。
この本に書かれている内容というのは、PHPやLaravel、railsなんかである程度アプリケーションの開発はできるという人がフレームワークとして落とし込まれていて無意識に触れている、良いアプリケーション設計や設計手法に関する内容となっています。
ちょうぜつソフトウェア設計入門ーーPHPで理解するオブジェクト指向の活用 [ 田中 ひさてる ] 価格:3,080円 |
ただ、アプリケーションに関する設計手法や概念やらの内容というのは、良書や名著というのは数あるのですが、ほとんどがJavaで書かれているものが多いイメージがあり、Javaに触れたことのない人や触れたことがあっても普段使用していない人にとっては、内容自体が抽象的な概念や原理原則などの取っ付きにくい内容なのにさらに理解が深まらない印象がありました。
そんな中、こちらの書籍はその内容をPHPで解説されています。
個人的に、主語が大きすぎるかなと思いますが、PHPで解説されているというだけで価値のある本だと思います。
内容的にハンズオンをしていくみたいなものではないので、PHPが読めなくても十分学びのある本です。
また、こうするべきだみたいな主語が大きくなってしまいそうな内容が書かれているのに、そうではなく、課題解決のためにこういう方法があるみたいな柔軟性のある書かれ方をしているように感じてとても良いなと思いました。
この本をおすすめしたい層
個人的に読むことをおすすめしたい層の方は、
- PHPやLaravelでアプリ開発をしているがステップアップしたいという方
- クリーンアーキテクチャやオブジェクト指向、デザインパターンについてある程度知っていて、それをPHPに落とし込んで新人教育などで活用したい方
上記の2パターンに当てはまる方には特におすすめしたいかなと思います。
私自身他の設計に関する書籍も読みましたが、他と比べてもゴリゴリにこうするべきみたいなことではなく、ある課題に対して適材適所で使用するといいみたいな書かれ方をしているので、初めて触れる概念も理解しやすいのかなと思います。
書かれ方も、特にPHPが読めなくても特に支障がないので設計入門書をいくつか手に取ったが合うものがなかったという方もぜひ読んでいただきたいなとは思います。
最後に
各章それぞれで1冊ずつ本を書ける内容を一通り学ぶことができ、
この1冊ですべてを理解することは不可能ではあるが、これから理解していく上でのヒントが多く書かれているので、ぜひ手に取っていただけたらと思います。
これからも、おすすめしたい書籍など共有できればと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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